第1回大会「好きなアニメ映画」サンプル②

本記事では、サンプル用の感想文を掲載します。

 

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[TwiPla] オタク感想文大会第1回「好きなアニメ映画」 https://twipla.jp/events/455240

 

Fate/stay night [Heaven's Feel]第2章

錯乱坊峯貞

 

 ぼくは感動した。この巨大なスクリーンで、この壮大な音声で、まさかあんなシーンを拝む事が出来るだなんて思わなかった。

 

 Fate stay nightは元々成人向けゲームだという話は聞いていた。そしてざっくりキャラクター設定を見るだけでも、今作、劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]、所謂桜ルートの内容がヘビーな事は分かってはいた。

 

ぼくは桜が好きだ。たくさんの魅力的な女性キャラクターが登場するFate/stay nightの中でもダントツで桜が好きだ。

 

儚げな表情と控えめな笑顔。全く控えてない豊満な胸。士郎に対する献身も「せんぱい」という呼び方も、桜の全部が好きだ。

 

桜の過去がヘビーな事は知っていた。でもそれはあくまで知識として知っていただけだった。Heaven's Feelはぼくの思っていた5倍くらい重く、5億倍くらいえっちだった。

 

 ネタバレを恐れずに言えば、士郎に桜を寝取られるシーンがある。桜から誘うような形であったし、士郎は興奮より戸惑いを見せていたが、確かにあの瞬間ぼくは士郎に桜を寝取られたのだ。

 

ぼくの桜が、服を脱ぎ、その豊満な乳房を露わにする。制服姿でも豊満に見えたその果実は、一糸纏わぬ姿になるとより一層たわわに実って見えた。その瞬間、それまでのストーリーとか、物凄い作画の戦闘シーンとか、そんなモノは頭から全て吹き飛んだ。物凄い作画の戦闘シーンと言ったが、正直今では「物凄い作画の戦闘シーンだった気がする」くらいの記憶だ。それくらい桜の裸は美しかった。

 

それから映画はなんやかんやバトルシーンやら何やらがあって、そしてラストにまた、桜の乳房を拝む事になる。このシーンがまた凄くて、それまでのシーンの全てを忘れ去ってしまうのだが、士郎との一夜は「士郎てめぇ!」という感情なのに対して、内容的には酷いのに「ワカメ、よくやった」とワカメを讃えたくなるシーンなのだ。

 

考察するにこの映画は、半ばとラストに桜のえちえちシーンを持ってくる事で、その間の記憶を消し去り、重苦しい話の印象を和らげているのではないだろうか?だとすれば須藤友徳監督の手腕には拍手せざるを得ない。が、しかし、そのせいで映画の内容が「桜のおっぱいすごひ」しか残らないのは作品として如何なものなのだろうか?