第1回大会「好きなアニメ映画」サンプル①

 

本記事では、サンプル用の感想文を掲載します。

 

第1回目の参加表明用ツイプラはこちら

[TwiPla] オタク感想文大会第1回「好きなアニメ映画」 https://twipla.jp/events/455240

 

プロメア

善光坊主茉

 

 『プロメア』この作品を一言で言い表すのであれば「男児のロマン!」であると僕は思う!とにかく熱い!超激熱な作品だ!

 

 このアニメ映画の物語は突然変異で炎を放出するようになった人間「バーニッシュ」と、バーニッシュによる災害から人々を守る高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」に所属する隊員・ガロが主人公だ。

 

 冒頭で書いた通り、数多くの魅力を持つ本作品の中でも私が特に心をわしづかみにされたのが、幼い頃に憧れ、カッコいいと思った要素がこれでもか!というほど詰め込まれていることだ。働く車にレスキューロボ、さらに主戦場は炎燃え盛る火事場!さらにさらに、ガロが消火に当たる前に景気をつけ、見得を切るシーンなどは戦隊物の名乗りにも共通する仕草だといえる!私は冒頭のこのシーンを見た時に20年以上前の純粋無垢だった頃の気持ちを取り戻していた。きっと毎日の仕事でくすんでいた瞳もあの瞬間にはキラキラとした輝きを取り戻していたことだろう。そんなシーンが冒頭に入ってくるものだから、この作品の世界観に没頭せずにはいられない。そんなシーンの中でも特に好きなガロのセリフが「燃えて消すのが俺の流儀だ!」という決めセリフ!最初に映画館でこのセリフを聞いたときは本当に痺れた。心の中の俺のバーニッシュが燃え盛ろうとするのを必死に抑えるくらいに熱かった!

 

 とにかく怒涛の激熱展開が続く本作品だが、物語が進んでいくにつれて現代社会の問題に対するメッセージみたいなものも入れこまれている。「人種差別」だったり「職種ごとの格差」だったり。そういった大人になってから知る社会の闇に対する問題提起も見受けられる。だが、私はこの作品においてそういった問題提起はあまり刺さらなかった。なぜなら、きっと主人公であるガロがどこまでも純粋に自分の意志を貫いていて、社会的問題を問題とも思っていないからだろう。だから、我々見ている側もガロに感情移入し、どこまでもバカで熱いままラストまで突っ走れたのだと思う。ガロの感性は戦隊物や仮面ライダーなど画面の向こうで戦う人たちに憧れる幼い男児と同じだ。だからこそ、そのガロに感情移入して物語を見進める我々視聴者も精神年齢5歳くらいに立ち返ってこの作品を見られたのだと思う。

 

 ここからは少しネタバレになってしまうが、ガロは幼い頃自分の命を救ってくれたクレイという男に憧れ、バーニングレスキューとしての職務に励む。だが、そのクレイに裏切られていたことが発覚。幼いころから憧れていた人物が自分たちを騙していて、しかもとんでもない悪事を画策する悪の親玉だと知ったら…普通は失意に飲まれることだろう。だが、ガロは違ったのだ。憧れの人、つまり追うべき背中を失った後もただまっすぐに突き進んだ。ここに僕たちが受け取るべき真のメッセージがあるのではないだろうか。

 

 人は誰しも意識せずに目標となる人や憧れの人の影を追ってしまうものだ。だが、それではいざという時に道を見失ってしまう。憧れの人が間違った道を歩んでいることに気づかず、妄信したまま付き従ってしまうこともある。でも、それではダメなのだ!自分の道は自分で決める。自分の心の中で燃える炎の導きのままに、自分が正しいと思う道を進むことが大切なのだ!私は、『プロメア』という物語とガロという熱くバカな男から、そんな人生の歩み方を教わったような気がしてならない。

 

オタク感想文大会実行委員会からのご挨拶

この度、「オタク感想文大会」実行委員会を立ち上げました。

 

第1回目の参加表明用ツイプラはこちら

[TwiPla] オタク感想文大会第1回「好きなアニメ映画」 https://twipla.jp/events/455240

 

まずは、我々実行委員会が本企画を立ち上げたきっかけを簡単にお伝えさせていただくと…

 

①自分の好きな物の感想文を書くのは楽しい!ということを広めたい

②しっかり【感想文】を書ける人たちと仲良くなりたい!

 

そんなことを思い、企画を立ち上げました。

 

以下は実行委員および審査員を務める2名の簡単なプロフィールです。

ご興味ある方はご覧ください。

 

審査員①

善光坊主茉(ぜんこうぼう かずま)

人生で一番好きな漫画は『金色のガッシュ!!』。

感想文を書くとプレゼンっぽくなりがち。自分語り多めの感想文を書く人が好きです。

 

審査員②

錯乱坊峯貞(さくらんぼう みねさだ)

人生で一番好きなアニメは『カードキャプターさくら』。

感想文を書くと物語調になりがち。素朴な文章を書く人に心惹かれる。

 

まずは第1回目の感想文大会へのご参加、そして今後不定期で開催します本委員会の感想文大会のご愛顧、お待ちしております。